こんにちは!慶應卒⭐️マルチリンガル母さんです。
これから少しずつではありますが、子育てについても自分の言葉で発信していきたいと思います。
今回は、なぜ私が子育てに関するブログを書くことにしたのか、その理由をまとめてみました。
完璧からは程遠い、子育て1年生のスタート
これまで私は思いっきり仕事に打ち込み、会社を経営したり、社会人になってから大学を卒業し、3言語を習得してきました。だからこそ、37歳で妊娠・出産するまでは、「自分はやれば比較的なんでも上手くこなせるタイプ」だと信じていました。
なので正直なところ、子育ても「片手間でどうにかなるだろう」くらいに考えていたんです。でも実際に子育て生活を始めてみると、現実はまったく違いました。
毎日がわからないこと、思い通りにいかないことの連続。
特に新生児期の最初の3〜4週間は、右も左もわからない状態でただただ時間が過ぎていく日々。何をどう判断すればいいかもわからず、判断する知識も経験も足りず、モヤモヤするばかり毎日が続きました。
それに加え、産後は体力も回復しておらず、学ぶ余裕なんてまったくない。そして海外生活という状況で、頼れる家族も身近にいない…。
子育ての準備ができていないまま始まってしまった日常に、イライラと自己嫌悪が募る毎日でした。
産後2週間目、鬱からの脱却
子育て1年目のお母さんたちが多かれ少なかれ感じるであろう、子育てについて「知らない・わからない自分」への罪悪感。「自分の子には最善を尽くしたい」という気持ちはあるのに、何が正しいのか分からない。そんな状況に対する不安とストレスを感じる日々。
私も例外ではありませんでした。子育てに対する無知な自分に対するストレスやプレッシャーに加え、睡眠不足や身体の劇的な変化、ホルモンバランスの崩れなどが重なり、産後しばらくは完全に鬱になっていました。
赤ちゃんという天使が目の前にいるのに、「母」という新たな役割に戸惑い、まるで一度自分自身が解散させたような感覚を体験しました。イライラを夫にぶつけ、ご飯を食べることすら辛くて涙が出る夜…。そんな日々が2週間ほど続きました。
そんなある日、ふと鏡に映る自分を見て愕然としました。
白髪が混じったボサボサの髪、乾燥して疲れきった肌、化粧なんていつしたのか思い出せず。授乳のたびに昼夜問わず半裸で家の中をうろつきながら、昔の服を眺めるも産後の体は元に戻っておらず全然着られないものばかり。
多くの女性が経験しているはずの子育て。
でもなぜか、「失敗しちゃダメ」「母親なんだから当然わかってるはず」という社会の無言の圧力を感じていました。だからこそ、ネガティブな感情やしんどさを発信しづらい空気があるようにも思いました。
だから私は、自分の経験をありのまま残しておきたいと思ったのです。妊娠・出産・子育てを通じて感じたこと、ぶつかった壁、それをどう乗り越えたのか――。
未来の自分、あるいは同じように悩む誰かの助けになるような記録をここに残したいと思ったんです。
多言語環境での子育てのリアル
実は狙っていたわけではなかったのですが、私たち夫婦は共に英語、スペイン語、フランス語を話すマルチリンガル。ベトナムで出会い結婚したことで、我が子も必然的に多言語環境で育つことになりました。
子どもにどの言語を中心に教えるべきか?
義務教育はどの国のカリキュラムに合わせるのか?
今後どの国で育てるのか?
など、言語だけでなく、将来の教育方針にも大きな選択が迫らることになります。
せっかく多言語を教える環境にあるならば、そのプロセスを発信していきたい。そして、国際結婚や海外育児に取り組む方々にとって、少しでもヒントや励みになるような情報を共有していけたらと考えました。
異例だからこそ、戦略的に取り組む
我が家は「国際結婚×海外育児」というやや特殊な環境。日本、フランス、ベトナムという3か国の子育て文化が混在する中で、何が正しいのかを判断するのも一筋縄ではいきません。
例えば予防接種ひとつ取っても、「日本ではAが一般的、ベトナムではBが主流、でもフランスではもうCは必須じゃないらしい…」と、まずは調べるところからスタートする日々。
「どうせ手探りで子育てするなら、とことん探ってやろう。子どもの成長にただ流されるんじゃなく、親の私たちが戦略を持って計画的に取り組もう」と決意しました。もちろん、子どもの個性や適応力を最大限に尊重しながら。
38歳の高齢出産だからこそできる、余裕と知識に裏付けられた“戦略的子育て”。ちょっと大げさかもしれませんが、「どうせやるなら、天才を育てるつもりで取り組もう!」と腹をくくったのです。
だから新生児の我が子と遊ぶ時もただ単に思いのままあそぶんじゃなくて、時間を決めて体幹を育む遊びを意識して取り入れたり、離乳食はフランス式で4ヶ月からスタートし咀嚼力や栄養バランスを意識したメニューを作成し、寝かしつけ(ネントレ)はGINA式を自分達なりに改良してスケジュール表を活用して徹底管理。
仕事のPDCAサイクルのように、
- 課題の洗い出し
- 情報収集
- 比較と検証
- 試験的な実施
- 改善点の抽出
- 再実施と定着
を繰り返しました。
その結果、生後4週間を迎える頃には、自分達でもびっくりするくらい手のかからなかった赤ちゃんに変わっていく様子を目の当たりにし、自分でも驚きました。
変化のスピードが早い子どもの成長に向き合い、親として奮闘する日々をどこかに記録しておきたい。そして、私たちが実践して成功したこと、うまくいかなかったこと、同じ様に悩んでいる家庭にシェアしていきたいと考えています。
最後に
子育ては、決して「完璧」を求めるものではないと今では思えるようになりました。知らないことだらけ、悩んで当然。だからこそ、今この瞬間の気持ちや体験を記録し、誰かの小さな助けになれたら嬉しいです。
特殊な環境だからこそ悩む事、つまづきの連続だからこそ学んだことを記録にのことしていきたいなと。これからも、マルチリンガルママとして、試行錯誤の毎日をシェアしていけたらと思っています。
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