妊娠4ヶ月目の大きな変化は悪阻が落ち着いたこと。
多くの妊婦さんが口をそろえていうことではありますが、妊娠4ヶ月目〜6ヶ月目の妊娠中期は妊娠期間の中で一番楽しい時期です。
胎児も安定期に入り、母体の体調も安定し、お腹もまだそこまで大きくない時期。
とにかくやりたいことをしっかりやりきることをお勧めします。
また、大きなイベントとしてはNIPTテスト。
4ヶ月目に是非押さえておきたいポイントをシェアしたいと思います。
NIPTテスト
妊娠中のお母さんの血液から赤ちゃんの染色体異常の有無を調べる検査が、
NIPT(Non-Invasive Prenatal Testing/新型出生前診断)です。
具体的には妊娠10~16週に採血を行い、
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 13トリソミー(パトウ症候群)
の可能性について「陽性・陰性・判定保留」という形で結果が返ってきます。
私自身、高齢出産ということもあり、周囲への正式なアナウンスを行う前にこちらの検査を受けました。海外では日本よりも一般的に実施されており、妊娠初期に受ける流れが広く浸透しています。
NIPTを受けられる場所と費用の目安
- 日本
- 実施施設:大学病院・専門クリニック(厚労省認可施設のみが正式)
- 費用:20〜25万円程度(自費診療)
- 保険適用外、紹介状が必要なケースもある
- 海外
- 実施施設:産婦人科クリニックや提携ラボ
- 費用:5〜10万円程度(国によって大きく差がある)
- 日本より低価格かつ検査を受けやすいケースが多い
※物価の安いベトナムでは大きな私立国際病院での受診で5万円程度でした。
検査方法と結果までの日数
- 方法:母体の静脈から採血(胎児や羊水に直接触れることはないためリスクが低い)
- 結果が出るまで:おおよそ7〜14日程度
- 精度:主要な染色体異常に関しては99%以上の検出精度があるとされる
陽性だった場合の次のステップ
NIPTはあくまで「スクリーニング検査」であり、確定診断ではありません。
- 陽性が出た場合は 羊水検査 や 絨毛検査 などの確定診断を追加で行う必要があります。
- 確定診断はリスク(流産の可能性)が伴うため、医師と十分に相談することが重要です。
夫婦で事前に話し合っておくべきこと
- 検査を受けるかどうか(費用、リスク、価値観)
- 万が一「陽性」と出た場合の選択肢(出産継続、中絶、里親制度など)
- 出産後の生活設計(療育、医療体制、経済的支援)
- 両親や親族への伝え方(必要に応じて)
こうした議論を「検査結果を知った後」に始めると精神的負担が大きくなるため、NIPTを受ける前にしっかり夫婦で共有しておくことが大切です。
なぜ4ヶ月目に実施するのが一般的か
多くの国で法律上、中絶が認められるのは母体保護法などに基づき 妊娠22週まで となります。そのため、妊娠10〜16週の段階で検査を行い、結果を踏まえて次のステップを検討する流れが一般的です。
もちろん、中絶を考えない場合でも、出生前にリスクを把握することで出産後の準備(医療機関の選定、育児サポートの確保、家族の体制づくり)が整いやすくなります。
周囲へのアナウンス
安定期に入り、NIPTテストでも問題がないことを確認できた段階で、私たちは家族以外の知人・友人へ妊娠をアナウンスしました。この頃には性別も判明している場合が多く(NIPTは遺伝子レベルで確実に判定されます)、発表のタイミングとしてはちょうど良い時期です。
私たちは妊娠4ヶ月目の終わりに、親しい知人を集めて小さなパーティーを開きました。直接お祝いの言葉をいただけたことも嬉しかったですが、妊娠を公表したことで相談できる人の輪が広がり、大きな心の支えとなりました。
各国で異なる「アナウンス文化」
- ジェンダーリビール・パーティー(Gender Reveal Party) アメリカなどでは一般的で、性別をケーキの色や風船などで発表するイベントです。盛り上がると同時に、友人たちがプレゼントを用意してくれるきっかけにもなります。
- ベトナムの事情 過去の二人っ子政策の影響で、病院では正式な形で性別を開示してもらえません(こっそり医師に尋ねれば教えてくれることもありますが、文書には記載されません)。そのため、性別発表イベントを行わないケースも少なくありません。
- ベイビーシャワー(Baby Shower) 私自身は出産直前にベイビーシャワーを行ったため、ジェンダーリビールという形では実施しませんでした。どちらを選ぶかは家族のスタイルや文化背景に合わせると良いと思います。
プレゼントを有効に活用する工夫
こうしたイベントではプレゼントをいただけることが多いので、事前に「欲しいものリスト」を用意して共有するのがおすすめです。
- 何が必要か(例:哺乳瓶、肌着、ベビーカーなど)
- ブランドやこだわり(例:オーガニック素材、サイズ指定)
- 必要な数
- 購入可能な場所やオンラインリンク
- 予算感
欲しいものを自分から指定するのは、日本の文化では少し気が引けるかもしれません。ですが、実際にはプレゼントを用意する側も「何を選べばいいのかわからない」と迷うことが少なくありません。特に第一子の場合、ベビー服や雑貨など「こだわって選びたい」と思うママも多いでしょう。
また、同じものを複数もらってしまい使わずに終わる…という事態を防ぐためにも、欲しいものをリスト化してシェアするのはとても有効です。エクセルなどで「商品名・ブランド名・購入先のURL・必要な数・予算」などをまとめておくと、友人も選びやすく、プレゼントの重複も避けられます。
パーティーで楽しめるアイデア
- 名前あてゲーム:候補名をヒントに当ててもらう
- 性別・体重予測ゲーム:出産時の性別や体重をみんなで予想する
- 願いカード:参加者に「赤ちゃんへのメッセージ」を書いてもらう
これらは盛り上がるだけでなく、後で読み返したときに温かい思い出になります。
悪阻の終盤〜やりたいことをとにかくやる
安定期に入り、悪阻が落ち着いてきたタイミングからの3ヶ月間は、妊娠中でも比較的自由に動ける貴重な時期です。この期間をどう過ごすかで、その後の妊娠生活や気持ちの持ち方が大きく変わってきます。
私自身は、この時期に「やりたいことはできる範囲でとにかくやる」と意識しました。例えば、おしゃれをして友人と外出したり、旅行を楽しんだり、悪阻で食べられなかった好きなものを味わったり。夜にはナイトクラブに踊りに行ったこともあります。また、しばらく遠ざかっていた趣味に改めて取り組むことで、自分らしさを取り戻す時間にもなりました。
同時に、この安定期は 出産に向けた準備を進める絶好のタイミング でもあります。体調が比較的安定しているからこそ、以下のような実務的な準備を一歩ずつ進めておくと安心です。
- 出産する病院・クリニックの決定 海外在住の場合は特に、医療設備や言語サポートの有無を確認して早めに予約することが大切です。国内の場合でも里帰り出産などを検討するなら、この時期に計画しておくと安心です。
- ビザや行政手続き 海外で出産する場合、ビザの延長や保険の手続き、出生届に関連する準備が必要になることもあります。国内の場合も、出産育児一時金や医療保険、各種助成金の申請条件を確認しておきましょう。
- 家事や育児タスクのリスト化 産後は想像以上に体力が必要で、夫婦間で「どこまで誰がやるか」が曖昧だと負担が偏りがちです。安定期のうちに、洗濯・料理・買い出し・夜間の対応など具体的にリストアップしておくと、産後スムーズに分担ができます。
こうした準備を進めつつ、**「妊婦であることを意識しすぎずに楽しめる貴重な3ヶ月間」**と捉えて生活するのがおすすめです。なぜなら、妊娠7ヶ月目以降の後期になるとお腹が大きくなり、行動の制限が一気に増えてくるからです。
つまり、この安定期の3ヶ月間は、妊娠前の日常を楽しみながらも出産に向けて計画的に準備を進められる「心と体のリフレッシュ期間」であり、「産後を見据えた備えの時間」でもあるのです。
妊娠4ヶ月目からの栄養管理のポイント
体調が落ち着き、比較的自由に行動できるこの時期ですが、同時に赤ちゃんの発育に直結する「栄養管理」を本格的に意識するタイミングでもあります。
胎盤の完成と栄養の移行
- 胎盤の形成は妊娠7週頃から始まり、妊娠15週頃に完成します。
- 完成した胎盤を通じて、母体が摂取した酸素や栄養素が直接赤ちゃんに届けられるようになります。
- このため、妊娠4ヶ月目以降の食事内容は胎児の成長に強く影響します。
私自身もこの時期から食事のバランスを重視し、サプリメントの摂取も本格的にスタートしました。特に海外在住だったため、安価に受けられる血液検査を活用して不足栄養素をチェックし、それに合わせて食事やサプリを調整しました。
妊娠4ヶ月目から意識的に摂取した栄養素
- 葉酸:胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす
- 亜鉛:細胞分裂や成長をサポートする酵素の働きを助ける
- 鉄:胎児・胎盤への鉄の供給や母体の血液量増加に必要
- カルシウム:胎児の骨や歯の形成に必須
- マグネシウム:カルシウムと共に骨・歯の形成に関わる
- ビタミンB群・C・D:代謝・エネルギー変換を助け、免疫機能もサポート
※とくに鉄やカルシウムは、妊娠中期〜後期にかけて急速に不足しやすいため、意識的に補うことが重要です。
避けるべき食品
- 生魚(寄生虫・細菌リスク)
- ナチュラルチーズ(リステリア菌のリスク)
- 生肉(トキソプラズマ感染のリスク)
- 水銀を多く含む魚(マグロ、大型カジキなど)
- 高脂肪・高糖分・高塩分の加工食品(栄養価が低く妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスク)
私はアルコールは妊娠発覚時点で完全にやめました。一方で、コーヒーはもともと習慣があったため、**1日1〜2杯(約140mg以下のカフェイン)**に制限する方法をとりました。
日本と海外の栄養管理事情
- 日本:母子手帳に沿った栄養指導が充実しており、健診のたびに栄養士のアドバイスを受けられる場合が多い。
- 海外:国によっては栄養指導がほとんどなく、必要に応じて自分で血液検査やサプリ選びを行う必要がある。特に欧米ではビタミンDや葉酸のサプリは常識的に処方されることが多く、サプリのブランドなどは自分でリサーチする必要がある。
読者へのアドバイス
- 血液検査を活用:ベトナムでは数千円程度で血液検査を受けれる病院が多い為、妊娠中に何度か不足栄養素を調べる為、血液検査を活用しました。特に、鉄・ビタミンD・カルシウム不足などは自覚症状が出にくいため、検査で把握すると効率的。
- サプリメントは医師に相談:妊娠中の推奨量を超えないように。特にビタミンAは過剰摂取が胎児に悪影響を与えるので注意。
- 栄養管理アプリや食事記録を活用:毎日の食事バランスを可視化すると、無理なく習慣化できる。
まとめ
妊娠4ヶ月目は、母体の体調が安定し、悪阻が落ち着くことで、妊娠中期の中で最も楽しい時期として位置づけられています。この時期には、NIPTテストを受けることが重要であり、赤ちゃんの染色体異常のリスクを確認することで、妊婦自身の心の支えとなります。結果に基づき、出産後のサポート体制を整えることも可能です。
また、安定期に入ったことで、家族以外への妊娠のアナウンスを行うことが推奨され、喜びを共有することで相談相手が増え、心の支えになります。この時期を利用して、自分のやりたいことを楽しむことも重要であり、体調が許す限り、社交的な活動を積極的に行うことが勧められます。
さらに、妊娠中の栄養に対する配慮が求められます。胎盤の形成が進むこの時期には、バランスの取れた食事やサプリメントの摂取が赤ちゃんの健康に直結するため、特に葉酸、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB群、C群、D群の摂取が推奨されています。避けるべき食品として、ジャンクフードや生の魚・肉、アルコールが挙げられ、妊娠期間中の健康維持が強調されています。このように、妊娠4ヶ月目は身体と心の両面での安定を図りつつ、充実した生活を送ることが重要な時期です。
妊娠4ヶ月目は、母体の体調が安定し、悪阻が落ち着くことで最も過ごしやすい時期とされています。この時期をどう活用するかが、妊娠生活の質や出産準備に大きく関わります。
まず、NIPTテスト(新型出生前診断)を受けることは大切なステップです。赤ちゃんの染色体異常のリスクを把握できることで精神的な安心につながり、必要に応じて出産後のサポート体制を整える準備も可能になります。
次に、安定期に入ったこの時期は、家族以外の知人や友人への妊娠アナウンスを行うタイミングとしても適しています。喜びを共有することで周囲からのサポートや相談相手が増え、妊娠生活をより心強く進められるようになります。
また、体調が安定しているからこそ、自分のやりたいことを実現する時期として活用するのもおすすめです。旅行や趣味、友人との交流など、妊娠後期には制限されやすい活動をこの時期に楽しむことは、心身のリフレッシュにつながります。
さらに、栄養面での意識が本格的に必要になるのもこのタイミングです。胎盤が完成し、母体からの栄養が直接赤ちゃんに届くようになるため、葉酸・亜鉛・鉄・カルシウム・マグネシウム・ビタミン類の摂取が推奨されます。一方で、生魚や生肉、ナチュラルチーズ、アルコールなどは控えるべき食品として注意が必要です。
妊娠4ヶ月目でやっておくと良いこと
- 妊娠の公表(信頼できる友人や同僚へ)
- 出産・子育て関連イベントの計画(ジェンダーリビール、ベイビーシャワーなど)
- 欲しいものリストの作成と共有
- 出産病院や医師の下調べ・予約
- ビザや保険、行政手続きの確認
- 夫婦での家事・育児分担の話し合い
総じて、妊娠4ヶ月目は 身体的な安定・精神的な安心・社会的なつながり・栄養管理 の4つをバランスよく意識することで、安心で豊かな妊娠生活を送るための土台を築ける時期だといえます。


コメント