妊娠8ヶ月目に入ると、お腹のふくらみが一気に前に出て、見た目にも「妊婦さん」という存在感がはっきりしてきます。
7ヶ月目までは「まだまだ動ける」と思っていた人も、この時期になると日常生活のちょっとした動作に負担を感じやすくなります。
さらにホルモンバランスの大きな変化により、心身のアップダウンが出やすいのもこの時期。
私自身も「体の重さ+心の揺れ」を強く感じたのが妊娠8ヶ月目でした。
ここでは、私がこの時期にやってよかったこと・悩んだこと・実際に役立った工夫をまとめてシェアします。
マタニティ写真の撮影 📸
「やってよかった!」と心から思ったのが、妊娠8ヶ月目前半でのマタニティフォト撮影です。
お腹の大きさがしっかり出ている時期でありながら、まだ動ける余裕がある8ヶ月前半は、撮影にも旅行にも最適なタイミング。
私の体験
私たちは「最後の2人旅行も兼ねてマタニティフォトを撮りたい」と考え、ビーチを背景にセルフ撮影しました。
服はベーシックな色で揃え、現地で小さな花束を購入。撮影機材はiPhoneのみ。
シンプルでしたが「費用ゼロ+思い出は満点」な撮影になりました。
※国内ではANAとJALの規定によると、妊娠後期での搭乗は医師による診断書や医師同伴が必要。 具体的には出産予定日が4週間以内(妊娠36週以降)に入っている場合は、航空会社へ医師による診断書の提出が必要。32週を超えると搭乗不可の航空会社もあります。
✅ マタニティフォト実践Tips
- 撮影時期は8ヶ月前半がベスト → 後半はお腹が大きくて動きにくく、ママの表情にも寝不足からくる疲れが出やすい。
- コーディネートは“シンプル+統一感” → 夫婦で色や素材をリンクさせると、写真全体がまとまって見える。やはりおすすめは白、ベージュベース
- 撮影小物はシンプルだけど映えるものをチョイス → 花束やスカーフなどかさばらないものや背景に合わせて映える小物がおすすめ。または夫婦の思い出の小物をさりげなく使うのもおすすめ
- 旅行と組み合わせると一石二鳥 → 妊娠後期から産後すぐ旅行も難しくなるため、夫婦二人の旅行はこの時期がラストチャンス(もちろん医師との相談は必要)。妊娠後期は飛行機に制限あり(※出産予定日の4週以内は医師診断書が必要/32週超で搭乗不可の航空会社も)。 8ヶ月前半は「飛行機OKのラストチャンス」でもあります。
- 費用を抑える裏技 → スマホ+三脚+タイマー撮影で十分クオリティは確保可能。 どうしてもプロ感を出したいなら、格安の出張カメラマンアプリ(fotowaなど)を利用するのも◎。
マタニティフォトは「自分の記録のため」「夫婦の思い出作り」「子どもに見せるため」など目的によってスタイルが変わります。
目的を決めてから服装や小物を準備すると後悔がありません。
体の大きな変化への困惑と自分ケア
お腹が大きくなるということは、この時期から胎児の成長も著しくなるということ。
つまり、ママの栄養素がどんどん赤ちゃんに運ばれていく大切な時期でもあります。
お腹の中で我が子が順調に成長してくれていることはとても喜ばしい一方で、女性としては体の大きな変化に戸惑いやストレスを感じることも。ここでは私が妊娠8ヶ月目に実際に困惑した体の変化と、それに対して工夫したセルフケアを紹介します。
白髪が大量発生
ホルモン変化の影響か、この時期から一気に白髪が増えました。鏡を見るたびに老け込んだような気持ちになり、かなり落ち込みました。
ただ、妊娠中でも安全な成分のカラー剤があることを確認できたので、思い切ってヘアサロンでリタッチカラー。さらにトリートメントやカット、マツエクなどで「女性としてのお手入れ時間」をあえて増やしました。
💡ワンポイントTIPS
- 妊娠中のヘアカラーは必ず「低刺激・ノンアンモニア」タイプを選ぶ
- 白髪が気になる人は「ヘアマスカラ」や「カラートリートメント」を常備しておくと、外出前にサッと隠せて便利
- 白髪の割合が増えすぎたタイミングでハイライトに切り替えたことで、少し伸びでも気にならない様に
便秘からのいぼ痔、尿漏れの悪化
鉄分サプリを意識的に取り始めた頃から、重度の便秘に…。それがきっかけでいぼ痔を経験しました(妊婦さんには珍しくないようです)。さらに膀胱が圧迫されてトイレ回数が増え、尿漏れも悪化。水分を控えがちになってしまう悪循環に陥りました。
そこで意識的に「水分+食物繊維+軽い運動」をセットで実践。特にさつまいもやキウイ、プルーンは効果的でした。
💡裏技テク
- 朝起きたら「常温の白湯+オリーブオイル小さじ1杯」で腸を刺激
- トイレは「足元に踏み台を置き、前かがみ姿勢」で力みやすくする
- 尿漏れ対策には「骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)」を毎日2〜3分
肩や腰が痛い、急に足がつる
妊娠後期になると肩・腰・脚のあちこちに痛みが出てきます。私も腰痛と夜中のこむら返りに悩まされました。
マタニティマッサージに通うのも効果的ですが、手軽に取り入れられて便利だったのが「テニスボールほぐし」。椅子に座って背中や腰と壁の間にボールを挟み、ゆっくり体重をかけるだけでかなり楽になりました。
💡おすすめTIPS
- 寝る前に「ふくらはぎストレッチ」と「足首回し」を3分行う
- お風呂上がりにマグネシウム入りの入浴剤を使うと足のつり予防に効果的
- 日常的には「ウォーキングやマタニティヨガ」を無理なく継続する
寝れない、寝不足で目の下にもたるみが!?
お腹が大きくなると寝る姿勢が決まらず、頻尿もあってか熟睡が難しい日々が続く様に。深夜に目が覚めて再入眠できず、寝不足と目の下のクマに悩まされました。
そこで思い切って「二度寝にこだわらない」生活にシフト。早朝3時や4時に起きても、潔く起きて朝家事や読書、ストレッチをしてしまう。その分、昼間に少し仮眠するスタイルに切り替えました。
💡すぐできる工夫
- 横向きで寝るときは「抱き枕+背中にクッション」で姿勢が安定
- 深夜に起きたら「スマホは絶対見ない」→交感神経が刺激されて眠れなくなる
- 産後の練習と割り切って、お昼寝を全面的に取り入れる
食べれない、息することが辛い
妊娠後期は「食欲が止まらないタイプ」と「食事がつらいタイプ」に分かれるといわれます。私は後者で、内臓の圧迫から息苦しさを感じ、食べるのも大変でした。特にこの時期、医師からは胎児の体重はもう少し増えた方がいいとのアドバイスがあり、食べることを意識的に頑張る様にしました。
そんなときこそ「少量を小分けにして食べる」が鉄則。さらに意外ですが、水をしっかり飲んでから外を少し歩くと不思議と呼吸が楽になりました。
💡コツ
- 3食を「5〜6回の分食」にして、1回の量を減らす
- ガスがたまりやすい炭酸や揚げ物は控える
- 高栄養価、高プロテインの食材を効率的に取り入れる
- 苦しいときは「姿勢を正して深呼吸+軽いウォーキング」で圧迫感をリセット
妊娠後期は「想定外の体の変化」に次々と直面する時期ですが、ちょっとした工夫やセルフケアを取り入れることで不安や不快感をぐっと減らせます。体も心もラクになる方法を試しながら、無理なく過ごすことが一番大切だと思います。この時期一番大切なのはストレスを溜めないこと!
母になる自分との葛藤スタート
妊娠8ヶ月目に入ると、体の大きな変化が本格化するだけでなく、心にも変化が訪れます。
出産を目前に控え、女性としての「私」と、母になる準備を始める「私」の間に葛藤が生まれる時期です。
女性としての自分と母としての自分のはざまで
特に高齢出産(私の場合は37歳での第一子妊娠)では、体のメンテナンスを怠ると一気に老け込んだように見えてしまうことも。
また、お腹が大きくなると以前のように気軽にお出かけできなくなり、交友関係も変化。気をつけないと社会から孤立してしまう不安も出てきます。
私自身も体調や外見の変化に大きなショックを受け、こんな風に落ち込む日がありました。
「白髪が突然増え、寝不足で目の下はたるみ、お肌のケアもできない。外出が減り、化粧もしなくなってしまった。好きな時に食べたり寝たりできないし、尿漏れまでコントロールできない…。元気で社交的だった自分はどこに行ったの?」
しかし同時に、こんな風に前向きに考える自分もいました。
「今はお腹の中で赤ちゃんが育っている大切な時期。2ヶ月後には終わってしまう、赤ちゃんと一心同体の貴重な時間。多少老け込むのは、栄養が赤ちゃんに届いている証拠。できる範囲でメンテナンスしながら、この特別な時間を満喫しよう」
この二つの気持ちが共存していたのが妊娠後期のリアルでした。
自分を責めないことが一番のケア
この時期は「女性として完璧に振る舞えない自分」を悲しむ必要はありませんし、「母として切り替えられない自分」を責める必要もありません。
感情が入り混じるのは自然なこと。むしろ健全なプロセスです。
気持ちにアップダウンがあるのはあたりまえ!と割り切ってしまって◎。
おすすめのセルフケア習慣
出産準備で出費が増える時期ですが、あえて「自分のためのお金と時間」も確保するのがおすすめです。
💡具体的なケア方法
- 出産後すぐは難しい ネイル・マツエク・ヘアカット・カラー・マッサージ・フェイシャルエステ を妊娠中に!セルフケアがどうしても後回しになってしまうので、思い立ったら少し先の時期まで予約してしまうと◎
- 「ベースセルフケアキット」を活用(ネイルケアセット・セルフマッサージオイル・炭酸パックなど)し、曜日を決めて定期的に自宅セルフケアの日を
- 鏡を見るたびに気分が落ちるなら「朝だけでも日焼け止め+眉毛+リップ」などのワンポイントメイクで気分をリセット
パートナーとの関係性を守る工夫
妊娠中は体も心も大きく変化します。そのことをパートナーに理解してもらうことが大切です。
私の場合は、あらかじめ「母になる準備期間だから、できないことを指摘しないでほしい。その代わり、できていることを褒めてほしい」と伝えていました。
💡裏技テク
- 具体的に「◯◯をしてくれて嬉しい」「今日の◯◯助かった」と口に出すと、相手も自然と褒めてくれるようになる
- LINEやメモで「言われたい言葉リスト」をさりげなく共有しておくと、パートナーも対応しやすいです
- パートナーは出産、育児の戦友です(敵じゃない)。ただ、パートナーさんはご自身が妊娠を経験したことがある訳ではないので、気持ちや体に何が起きているのか、可能な限り言語化してあげると理解が深まります。ホルモンバランスが不安定で気持ちも不安定・・・言葉にすると角が立ってしまうという場合は手紙にしても◎
心のメンテナンスを忘れない
体のケアはもちろんですが、心のケアも同じくらい重要です。妊娠中の心の揺らぎを無理に押さえ込まず、「今の私はこれでいい」と受け入れることが、結果的に安心した気持ちで出産に臨むことにつながります。
一時帰国
私自身は普段ベトナムに住まいがあるので、出産も海外出産を選択しました。
ただ、ビザ更新手続き、保険、免許更新、婚姻手続きなど産前に済ませておきたい手続き関係があって、色々悩んだ結果、この時期(33週〜34週目)に約10日間、日本へ一時帰国することにしました。
結論としては、すべて順調に物事が進み後悔なしでした。ただ、32週を超えると各航空会社の規定に沿った書類(宣言書や病院からの証明書)を提出しないと飛行機に乗れないとのこと。(航空会社によっては36週までOK)
その証明書を発行するには産婦人科の診断書が必要になります。ベトナム側は問題なく直ぐに取得できたのですが、日本では少子化の影響もあり、診察してくれる病院を探すのに一苦労しました。特に地方では、臨時での里帰り妊婦健診を受け付けていない病院も多いようです(特に妊娠後期で、国内で出産予定がない場合)。
このあたりは海外出産ならではの留意点であり、海外出産でも受けられる国の支援についても、もし需要があれば別の機会に詳しくご紹介できたらと思います。
海外出産組が悩む「住民票どうするか」問題
一時帰国にあたり、大きな悩みのひとつとなったのが「住民票をどうするか」でした。
- 居住地が完全に海外の場合 → 国外転出の状態。この場合、基本的には国民健康保険の加入していない状態の為、出産一時金などの支援は受けられません。
- 居住地が半分以上日本の場合 → 住民票が日本にある場合(年の半分以上、日本滞在の場合)、国民健康保険に加入するという選択肢もあります。その場合、海外出産でも手続きをすれば、出産一時期金の交付や医療的判断での異常分娩(帝王切開等)になった場合に健康保険が適用されます。 ※ただし、細かいルールや運用は各市町村によって異なるため、必ず個別に確認が必要です。
妊娠・出産に関わる制度やサポートは、住民票の扱いによって大きく変わります。自分のライフスタイルや今後の生活拠点を踏まえて、どちらを選ぶかを慎重に検討することをおすすめします。
海外医療保険の選択
海外在住で出産を迎える場合、最も重要な検討ポイントのひとつが 医療保険 です。
多くのケースでは民間の海外医療保険に加入していますが、その内容は会社やプランによって大きく異なります。
- 新生児がカバー対象外のもの
- 新生児は対象だが、待機期間が長く生後すぐの病気は対象外になるもの
- 出産や新生児ケア、ワクチン接種まで幅広くカバーしているもの
- 両親が同じ保険に加入していないと新生児が対象外になるもの
と、条件はさまざまです。
そのため、「今の保険が出産と新生児を十分にカバーしているか」「新生児の加入条件はどうなっているか」 を確認し、必要であれば納得できる保険に切り替える判断が必要になります。
我が家の場合は保険に関して大きな失敗がありました・・・夫婦がそれぞれ勤め先の指定する別々の保険に加入しており、マタニティプランも付帯していませんでした。さらに、どちらの保険も新生児の加入を積極的に受け入れておらず、加入しても新生児カバー内容が手薄。気づいたのは妊娠8ヶ月目という非常に遅いタイミングでした…。
その結果、限られた時間と予算の中で保険の規定やカバー内容、見積もりを突き合わせ、急いでプランを見直すというタスクに追われることに。
海外出産を考える方には、ぜひ できるだけ早い段階で保険の内容を精査すること を強くおすすめします。
まとめ 📝
妊娠8ヶ月目は、体も心もこれまで以上に大きな変化に直面する時期です。
お腹のふくらみ、ホルモンの影響、生活リズムの乱れなどから「今までの自分」と「母になる自分」のはざまで揺れ動くのはごく自然なこと。
この時期を少しでも穏やかに過ごすためには、
- マタニティフォトや旅行など「今しかできない体験」を楽しむ
- 白髪や肌の変化、便秘や腰痛などの身体トラブルには小さな工夫でセルフケア
- 感情の揺らぎは責めずに「自然な変化」と受け止める
- パートナーに状況を共有し、協力し合う体制を作る
- 出産前に必要な手続きや住民票・保険の扱いを早めに整理する
といった視点がとても大切です。
残りの妊娠期間はもうあとわずか。赤ちゃんを迎える準備と同じくらい、自分自身の体と心を労わることも忘れずに。
「母になるための最終準備期間」として、無理なく、自分らしく過ごしていけたらと思います。


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