37歳子作りを決意してから1ヶ月で妊娠するまで

マルチリンガル子育

私たちは2023年の年末に「2024年は子作りを始めよう!」と決意しました。

交際10ヶ月、同棲7ヶ月での決断だったので、一般的なスピードより早い決断だったと思います。しかし、私の年齢が37歳であったこと、そしてお互い子供を2人欲しいと望んでいたこともあり、コミュニケーションをしっかり取り、私たちにとっては無理のないスピード感でした。

結果として、ありがたいことに子作りを始めた2024年1月に無事第一子を授かることができました!

一般に女性は30代半ばからホルモンバランスや健康状態の変化、卵子の質と量の低下があり、妊娠までの時間が長くかかることや不妊治療が必要になる可能性が高まると言われています。

そこで、妊活を1ヶ月目に子供を授かることができた私たちが戦略的に取り組んだポイントを共有したいと思います。

正直、妊活に「これだ!」という唯一の正解はないのですが、振り返ってみて「これはやっておいて本当によかった」と感じたことをお伝えします。

子作りをスタートする前に取り組んだ5つのこと

子作りを始めても、その土台が整っていなければなりません。まずは子作りを始める前に取り組んだ5つのことをご紹介します。

1. 子宮検診

妊活を始める半年前に産婦人科で子宮検診を受けました。35歳以上の女性は、子宮がんや子宮筋腫のリスクが高くなります。40歳以上の女性の約40〜50%に子宮筋腫があるとされ、実は私も事前検診で約3cm程度の子宮筋腫(良性)が見つかりました。

早期発見・早期治療が可能になるだけでなく、妊活を始める前に潜在的な問題を把握し、適切な対策の選択肢や今後のリスクを知ることができます。

また、子宮筋腫などは妊娠すると胎児の成長とともに大きくなってしまうケースが多く、せっかく妊娠しても流産などの原因になるリスクが高まります。

そのため、本格的に妊活を始める前に、ご自身の健康のためにも、これから授かる子供のためにも、子宮内の環境整備をお勧めします。

2. 排卵サイクルの正常化

10代の頃は避妊具なしで性行為をすると瞬殺で妊娠してしまう!みたいな迷信を信じていた時期がありませんでしたか?

でも子供を授かるって実はもっと複雑なんですよね(お恥ずかしながら、私は本格的に妊活を検討し出すまで、きちんとサイクルの仕組みを知りませでした)

一番妊娠しやすいのは、排卵日の約4日前~1日後の5日間と言われており、排卵日は生理直後から7日~14日後(1週~2週)頃となります。

また、排卵された卵子は、24時間以内に受精しないと死んでしまうことを考えると、生理周期をしっかり把握し排卵サイクルの正常化をしておかなければ、そもそも子作りを始めてもスムーズに子を授かるのは難しいということになります。

生理不順であればまずは産婦人科で相談してみたり、生活習慣を見直したりが必要になります。

生理周期の記録と「オギノ式」による排卵日予測で排卵サイクルの把握を習慣化していました。具体的には私は普段からGarminのスマートウォッチを使っているので、子作りを始める数ヶ月前からデバイス上で正確な生理周期を記録するように習慣化。

3. 卵胞チェック(パートナーも一緒にがおすすめ)

30代後半になるともう一つ気になるのが卵子の状況ですね。

子宮の両側に1つずつ存在する卵巣の中には、卵子のもとになる原始卵胞が存在します。この原始卵胞は年齢を重ねるごとに数が減っていき、途中で増えることはないと言われています。誕生時にはおよそ200万個ある原始卵胞は、思春期以降になると30~50万個に減少し、37歳頃までに2万個まで減少すると言われています。

つまり卵子の数ですね。

年齢を重ねるごとに子供ができにくくなるのは、この卵子の数や質が大きく関連していると言われています。

私は妊活を本格的に開始する前の月に卵巣内の卵胞数を測るAMH検査を受け、体の状況を確認しました。不妊の原因は女性にあると考えられがちですが、実は男性側も問題があるケースも少なくありません。なので、可能ならパートナーも一緒につれて不妊検査がおすすめです。

保険適用外の自由診療なので病院やクリニックによってかかる費用が異なりますが、日本だと1万円前後で受けられるクリニックが多い様です(ベトナムでは1万5千円くらいで受けれました)。

東南アジアでも不妊治療として、IVF(体外受精)とIVU(子宮内受精)を積極的に行うカップルも増えてきているので、最近では妊活を始める前にAMH検査を行う人も多い様です。

私たちもなぜわざわざこの検査を事前に受けたかというと、子作りを始めたのが37歳ということもあり、「もしかすると自分の体に問題があるかもしれない・・・」といった漠然とした不安を感じながら何ヶ月も過ごしたくなかったからです。事前に検査しておいて本当によかったです。

4. セックスの頻度について家庭内で話し合い

子作りの目的で性行為をすると、夫婦で楽しむはずのスキンシップがだんだん義務になってきたり、お互いに疲れてきてしまったりすることもあります。

実際に妊活を始めた人の中には、タイミングを合わせることに神経質になってしまい、お互いにストレスになってしまったという声も少なくありません。

なので、妊活を始める前に、「どれくらいの頻度が負担がないか?」「(妊活のために)排卵日だけじゃなくて、少し前から余裕を持ってチャレンジしていこう」などのある程度の目線合わせをしておくことが望ましいでしょう。

もちろん、妊娠するためにはタイミングが重要なのですが、排卵日を意識して集中するよりも、お互いの気分や体調が合わない時は無理にしないといったように、妊活がプレッシャーにならないように工夫することがおすすめです。

例えば、私たちの身近なカップルの取り組みで良いなと思った例を紹介したいと思います。

知人カップルは結婚してもう数年経つんですが、子作りとは関係なく月に2回定期的に特別なデートを日を設けているそうです。それぞれ一方が食事を企画し、もう片方がアクティビティを企画する形で。

・夫:1月の1回目デートはレストランなどの食事企画を担当

・妻:一緒にできる陶芸・映画・カップルヨガなどのアクティビティの企画を担当

・1月の2回目は担当を入れ替えるを毎月2回継続実施

結婚して年月が経つとはいえ、月に2回、自分も楽しみながら相手が喜びそうなデートを企画しあうのは、コミュニケーション・スキンシップを普段から増やす意味でとっても良い取り組みだと思い、我が家でも月に一回取り入れる様にし、現在でも継続しています。

一般的には排卵日付近の複数回が良いとされているので、排卵日を起点に前後5日間を目安に2日〜3日に1回を目安にというのが一般的には望ましい様です。

5. 自分自身の健康管理

私自身、妊活を意識し始めてから以下のような取り組みを意識して行いました。

  • 毎朝の軽い散歩 or 自宅でヨガ(朝日を浴びて体内時計リセット)
  • カフェインやアルコールを控える(1日1杯程度)
  • 野菜中心の日(ベジタリアンデー)を週に3日設ける
  • 白湯を意識して飲む(体を冷やさないように)
  • お風呂にゆっくり浸かる、サウナに入る日を週に1回設ける(血流促進)
  • 十分な睡眠を確保し寝る時間帯を固定(7時間以上確保)
  • 1日15分パワーナップ(昼寝)の時間を設ける

また、妊活を始める前後から日常生活で不足する栄養素を意識し、葉酸と鉄分が含まれたマルチビタミンなどのサプリメントを取り入れました。サプリメントは医薬品ではないので効果は保証されていませんが、妊娠初期の赤ちゃんの成長に必要な栄養素が含まれているため、妊活を始める段階から摂取しておくのが理想的と言われています。

もちろん、健康的な生活習慣を基本としたうえで、サプリメントは「補助」として取り入れるのがいいと感じました。

まとめ

妊活を始めるタイミングや方法は人それぞれで、正解はないと思います。

でも、心身ともに準備ができていないまま始めると、うまくいかないことが続いたときに「自分を責める」気持ちが生まれてしまったり、妊活自体がプレッシャーやストレスになってしまうこともあります。

私たちにとっては、「子供を望む前に、土台を整えておく」ことがとても大切でした。

また海外での子育てとなるため、何事も体力勝負。また、自由気ままに海外子育て生活を継続するには子供の健康が重要な鍵を握ることに。だからこそ、スムーズな妊娠を意識するだけではなく、もっとさきの妊娠生活や産後の体内環境を整えることが戦略的に取り組んだポイントだったりします。

今回ご紹介したことは、あくまで私たち夫婦にとって有効だったことであり、すべての方に当てはまるものではないかもしれません。でも、少しでも参考になったり、「自分たちもこれからどう備えていこうかな」「検査を受けるか」などを考えるきっかけになれば嬉しいです。

妊活はゴールではなく、新しい命を迎えるための大切な準備の一歩。

この記事を読んでくださったあなたにとっても、素敵なご縁と未来が訪れますように。

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